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このページではお客様からいただいた質問にお答えします

よくある質問
Q.スギってどうなの? ストーブ屋さんにダメだって言われたけど・・・・?

A.これもたいへん良く聞かれる質問です。

ストーブ専門店などから

「スギは燃やさないでください」

と言われたことのある方もいらっしゃるかもしれません。

現実に、スギの建築端材ばかりを焚き続けて、ストーブ内部を損傷させてしまった事例があります。

ストーブが損傷する原因は、スギやマツなどの針葉樹は燃焼温度が高くストーブの内部が高温に耐え切れないためです。具体的には、ストーブの内壁---ストーブによって耐火レンガだったり鋳鉄(ちゅうてつ。鋳物の鉄)の板だったりします---がタダレたり、変形したりします。

これを避けるために火の勢いを「やんわりと」燃やそうとして、ストーブの空気の入口や煙突の出口(ダンパー)を閉じると、今度は火が消えてしまい、煙がストーブ内に充満します。

で仕方なく再び空気を入れたり煙突を開いて炎を上げるわけですが、この火加減が難しい。

こんなことを続けていると、結局は煙突が詰まってしまいます。


こう書くと、スギ、ヒノキ、マツといった針葉樹はさも恐ろしい木のように思われるかもしれませんが、私は結構気に入っています。

それは第一に、火が着きやすく勢い良く燃えるからです。

ストーブは火を焚き始めて暖かくなるまでがけっこうまだるっこしく感じられるんですが(特に凍えてようやく家に辿り着いた時とか、夜遅く帰ってきた時)、スギは本当にすぐ火が着きます。

家に戻って真っ先にストーブの火を着けて、ひとしきりオレンジの炎を立ち上げます。その間に着替えをして、炎が安定したなと思ったら広葉樹を熾き(おき)の上に乗せる。

こうすると、本当にすぐ暖かくなります。

いきなり広葉樹の堅木(かたき。ケヤキやカシなどの、広葉樹の中でも重い木。火持ちは良いが最初は火が着きにくい)から燃やそうそとすると、暖まるまでに30分も40分もかかります。

ですから、最初はスギなどの針葉樹を焚いて、火が安定したら広葉樹を焚くという使い分けをお勧めしています。

スギが良いと思う理由の2つ目は、単純に身近な里山にたくさん生えているからです。

どんなに良い薪でも近くで手に入らなければお話しになりません。

ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、日本中---もちろん新潟県も---の里山では戦後から高度成長期にかけて、大量にスギの植林が行われました。

当時は木材需要が大変高まっており、将来も価値が出ると思われていたために国策として植林が奨励されたわけです。今現在どうなっているかといえば、木材生産の採算が合わないために放置されている山林がたくさんあります。

スギを玉切りしたもの

・外側の白い部分を辺材(へんざい)

・内側の色の濃い部分を芯材(しんざい。心材とも書く)
 こっちの方が火持ちが良い。

スギの薪

・これも立派な薪です。

(と言うより田舎では30年前はどの家でも当たり前に燃やしていた)

 

木の使い道は建築だけではありません。

伐って燃やす。そうやって里山の木を更新していく。

こうすることで、里山はずいぶんと元気になります。

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